誘導看板と告知看板
皆さんには同じに見える看板も、目的別にみると誘導看板と告知看板に別けられます。例えば、新規オープン予定のお店から依頼を受ける場合は、大体誘導を目的とした看板の設置を希望していらっしゃいます。「お店を中心に半径3K内で幹線道路沿い」なんていう風に。
この時のポイントは、対象者に誘導地点(お店)の位置を正しく知らせ、誘導をスムーズに行える場所を選ぶことです。
看板を見つけた時にお店の方向と距離を知らせることで「おっ、店に近づいているな」との安心感を与えることができるからです。当然、看板の向きは誘導地点に向かって進行方向で見える必要があります。
では告知看板の場合はどうでしょう? 誘導先がお店や会社ではない場合は、電話やインターネットにアクセスをしてもらえばよいのです。
一般的には企業のイメージアップや、キャンペーンの告知などに使われており、看板面がどちらの方向(道路の上り下り)に向いているかは大して関係ないのです。告知看板の場合は、より多くの方々に見てもらえる場所、注目の高い場所が適地となります。
机上の計画と現場の実際
看板の設置場所は、なんといっても人の目に触れるところですよね。それも大勢に見てもらえるところ。となるとやはり都会にニーズが集中します。
看板の設置先は道路沿いの畑、空き地、駐車場そしてビルが主な候補地です。都会には設置スペースがそれほどないのが現実ですが、我々媒体交渉人は数少ないポイントを見つけ、その地権者を地道に探し出してお話させて頂くのです。
あなたが地図上で誘導線を考えているとします。欲しいところに印を付けて計画を立てたとします。
前述した通り、その場所には看板設置がかなわないことのほうが多いのです。「机上の計画と現場の実際」を把握した計画が必要だと思います。