看板屋になる
自分の思い描いた看板が町を彩る。看板屋さんも魅力的な職業ですよね。看板屋さんになりたいと思ったあなたは、きっと何かしらの美術関連の勉強やお仕事をされていた方なのでしょう。
美術デザイン・POP・造型美術などなど。その身に付けた技術や能力を看板作成で一花咲かせたいと思っているのでしょう。
でも、少し待ってください。実は看板屋さんと一口に言っても、看板屋さんの世界でも、営業主体の看板屋・製作主体の看板屋・施工主体の看板屋など、分業で行っている看板屋さんもあれば、全てを行う総合的な看板屋さんとさまざまあるのが実情です。
デザイン関連の仕事がしたいと思って看板屋さんに就職したけど、そこは取り付け専門の施工会社だったなんてこともあるのです。
ですから、まずはあなたが看板屋さんで何がしたいか、この看板屋さんは何が得意なのかを見極めるようにしましょう。
看板屋さんの求人
看板屋さんと言えば、ペンキと筆で文字や絵を描くというイメージがありましたが、それも過去の話。最近の看板は、インクジェットプリントで加工された看板が多くなり、看板屋さんと言うよりは、印刷屋さんのような仕事するところばかり。
筆一本で腕をふるう職人が、今ではインクジェット機やカッティング機などの機械を扱う職人に変わってしまいました。これも、パソコンの普及が要因になっています。
イラストレータやフォトショップなどのソフトが看板業界でも使われるようになり、色使いや画像など手間を掛けずに看板ができるようになりました。
お陰で、1つの看板を制作する時間が短縮され、その反面、人手もそれほど必要でなくなりました。
となれば必然と、看板屋さんの求人も少なくなっているのが現状です。しかし、多くの看板屋さんは、地元の屋外美術共同組合に加盟しています。そちらで尋ねるのも良いでしょう。求人情報だけでなく、看板製作に関する講習会などの情報も得ることができます。